蛍光灯や割れ物などのごみの正しい捨て方は新聞紙で包む
ごみ捨ての際に困るのがガラスの破片などです。例えば、蛍光灯などが割れた場合、細かい破片がごみとして出ます。蛍光灯の分別は不燃ごみですが、袋などに入れても鋭い破片が袋を破り、ごみとして安易に捨てることが出来ません。実際、そのまま捨てるのは自治体のルールに反しており、危険な行為でもあります。回収員がごみ袋から突き破って出ているガラスの破片や持ったときに中の細かい破片でけがをしてしまう可能性があるためです。
ガラスの原料でできた製品など割れ物の正しい捨て方は、新聞紙などにくるんで破片が外に出ないようにするのが一般的です。新聞紙は何枚も重ねることで、破片を包んでも外に破れて飛び出なくなります。さらに、袋の中で分散しないため、袋を持ち上げたときに袋に突き刺さることがなく、緩衝材としての役割もあります。
新聞紙に包むときは自分がけがをしないように気をつけることも大切です。破片は目に見えにくい微細な粒となって触れた皮膚を傷つけることもあります。痛みを感じて透明な破片が刺さっていることに初めて気づくこともありますから、取り扱いには最新の注意が必要となるでしょう。
新聞紙で包む方法は決して割れた破片があるから包むのではなく、割れやすい物は最初から包んでおくのが基本です。ごみ袋の中に入れる時点ではたとえ割れていなくても、ごみに出したときに割れてしまうことは十分にありえます。実際に、ごみ捨て場に多いのがコンクリートで、袋を置いた衝撃だけで割れることもあるでしょう。蛍光灯は丸いものも多いため、一見すると安全に見えますが、一度割れて大きな鋭い部分のある破片の塊となるとそれだけで人を怪我させるのには十分となってしまいます。
ガラス素材以外にも、割れ物として新聞紙に包んでから捨てた方が良いごみにはいくつかあります。例として、陶器や金属製品、包丁やはさみといった刃物です。刃物の捨て方は自治体によって違う場合もありますが、たいていは不燃ごみで捨てる事が多いでしょう。その場合は、新聞紙で包んだ上でガムテームなどで止めて固定します。ここでご紹介した捨て方を守り、正しく不燃ごみを捨てられるようにしましょう。