ガーデニングの際に出る古い土をごみとして処分するときに気を付けること
ガーデニングで新しく花壇を作る際、目的の花木に合った新しい土を入れるためには古い土を掘り出して処分する必要があります。掘り出した土が少ない場合は、バケツやビニール袋などに集めておき、新しい土に少しずつ混ぜて使用することができますが、掘り出した土が多い場合や再使用に堪えない場合には、不要な土をどのように処分するかが問題になります。
自治体によっては、燃えるごみや不燃ごみの様に通常もしくは専用のごみ袋に入れれば回収してくれます。これが一番楽で経済的な処分方法ですが、特別な理由が無い限り土をごみとして受け付けていない自治体も多いようです。園芸店やホームセンターによっては、販売している土を購入すれば、その土が入っていた袋に古い土を入れて引き取るサービスを行っているところもあります。ただ、購入した土を全て使用しなければ空き袋に古い土を詰められませんので、計画的に行う必要があります。
土の回収を行っている専門業者もあり、自宅まで取りに来て運び出しも行いますが、多くの場合は有料です。また、根や石、ごみや分解していない肥料などが残っていると料金が高くなったり、引き取ってくれない場合があるので注意が必要です。多くの業者は重さで回収料金を決めますので、土を乾燥させて出した方が良いでしょう。
あまり勧められる方法ではありませんが、住宅等を造成するために土地を切り開いている現場に行き、現場監督の人に掘り出した土と一緒に自分の土も処分してもらえないか頼む方法もあります。土地の所有者あるいは現場の人と知り合いだと、気軽に引き受けてくれる場合もあります。
古い土をごみとして処分するのではなく、リサイクルして再利用する方法もあります。一般的に、古い土をリサイクルするには残っている根や石などを取り除き、土に含まれるウィルスや細菌等を死滅させるためにビニールシート等に広げて2週間ほど天日干しするため、手間と時間を要します。ただ、土の再利用は農業の基本である土作りにつながり、環境に優しく経済的な方法と言えるでしょう。リサイクルには目的に応じて様々な方法がありますので、詳細な手順はインターネットなどを参考にするのがおすすめです。